物乞いにどうする?

今まで一度もあげたことが無かった私だが、ここ数年で考え方も変わってきて、今回はあげれる時はあげようと思って出発したわけです。

配ればいいって話じゃないし、あげる人がいるから物乞いが成り立ってしまう、問題解決につながらないというのは一理ある。 でも、その問題解決に取り組むわけでもないし、あんな人数をどうにかできるなんて事あると思います?
みんなが願えばと思う気持ちもありますが、残念ながら戦争がなくならないように、こういう問題がなくなることはないと思ってます…とてもさびしいけど。

ヒンドゥー教では、物乞いにお金を渡すのは「徳を積む」という意味があって、恵んであげたというより、恵ませてくれてありがとうってな立場になるそうで(小銭くらいですごい感謝されても嫌だけど;)。
逆に相手は徳を積ませてあげたことによって、徳を積んだということになるんだって。 日頃の行いが来世につながる、だから徳を積んで来世にはもっと…と信じてる(にも関わらず、あんだけ詐欺師がいるのはなんで?…という矛盾はありますが…。

来世と言わず、明日の自分の姿…と考えた。

足が悪くて真っ直ぐ歩けず、カーストのせいで仕事もない、路上生活で寝る場所は困らないけど、おなかは空く、子供も待っている。 お金がないので病院に行けず、足の片方は腕くらい細くなっているが、これで同情されて稼ぎが増えるならいいと思っている、としたら?

彼らの気持ちは到底分かりえない、不幸だとも限らないし、家族がいる人も多いので、幸せなのかもだし。 どっちにしても、生きるためにお金を必要としている。それなら少しだけど渡したいと思いました…人とタイミングは選ぶけど。


そうそう、悲壮感漂う人ばかりではないのが、インドのすごいところ。
日が沈む頃、階段の段数ごとに座っていた物乞いのおばちゃんたちが、さてさてみたいな感じで談笑しながら荷物をまとめていたり、一度あげたら毎日見つけ出して「くれ〜」と当然みたいに言ってくる人、渡さないのを怒ってる人(←おかしいだろ!)。

可哀想な人も、可哀想を演じている人も、堂々とくれ!と言って来る人も…たくましいよ、ホントに。

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